VScodeからAWS EC2への接続方法についての備忘録となります。
EC2内へdocker環境を構築していくこと目的としていますが、その前段階として、VScodeからEC2への接続を実施します。今後度々発生しそうだったため、記録を残して後で見返せるようにしています。
本記事はVScodeがインストールされている前提で進めます。
Table of Contents
筆者のOS環境
項目 | 内容 |
---|---|
OS | Windows 10 Pro 64bit |
バージョン | 22H2 |
プロセッサ | Intel(R) Core(TM) i7-7600U CPU @ 2.80GHz 2.90 GHz |
メモリ | 16GB |
事前準備
VScodeの拡張機能をインストールする
EC2にSSH接続するためのVScodeの拡張機能をインストールします。
- VScode左ペインのブロックのマークをクリック
- 検索窓に”Remote”と入力
- “Remote – SSH” という拡張機能が出てくるので、選択します。
VPCにEC2を作成する
今回はEC2内にdocker環境を構築する前提としていますのでEC2の名前(タグ)を”docker-server”としています。
後ほど、このEC2の名前はconfigファイル作成時や、VScodeからEC2へ接続するのに必要となります。
AMIはAmazon Linux 2023の無料利用枠を使用します。
インスタンスタイプはt2.microを使用します。
キーペア、VPC、サブネット、セキュリティグループは自身の環境に合わせて使用してください。
条件としてはサブネットはPublicSubnet、パブリックIPアドレスは有効化、セキュリティグループは全てのIPアドレス(0.0.0.0/0)からSSH接続できるようになっていれば今回はOKです。
configファイルの編集
以下のようにC:\Users\ユーザー\配下に.sshフォルダを作成し、configファイルを作成します。
C:\Users\ユーザー\.ssh\config
Host EC2名
HostName EC2のパブリックIPアドレス
IdentityFile C:\Users\ユーザー名\キー名.pem
User ec2-user
EC2のパブリックIPアドレスは固定していない場合、起動の度に変更になりますので、その点は注意が必要です。
PowershellまたはTeraTerm等でSSH接続
VScodeから接続する前に、PowershellまたはTeraTerm等でSSH接続できるかを確認します。
こちらの記事ではPowershellから接続しています。
EC2名でSSH接続する
PS C:\Users\ユーザー> ssh docker-server
The authenticity of host 'xx.xxx.xxx.xxx (xx.xxx.xxx.xxx)' can't be established.
ECDSA key fingerprint is SHA256:PPdk/xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx.
Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])? yes
Warning: Permanently added 'xx.xxx.xxx.xxx' (ECDSA) to the list of known hosts.
, #_
~\_ ####_ Amazon Linux 2023
~~ \_#####\
~~ \###|
~~ \#/ ___ https://aws.amazon.com/linux/amazon-linux-2023
~~ V~' '->
~~~ /
~~._. _/
_/ _/
_/m/'
上記のように一旦EC2へ接続できることを確認します。
VScodeからEC2にSSH接続する
ここからはVScodeから先ほど作成したEC2へSSH接続できるかを確認してみます。
VScode画面の左下に不等号のマークのようなアイコンをクリックします。
ホストに接続するという項目があるので、選択します。
作成したEC2の名前、今回であれば”docker-server”が表示されたら、選択します。
接続を開始すると、以下のようにリモートを開いています、と接続を開始します。
接続が完了すると、SSH: docker-serverのように表示が変わります。
これで問題なくVScodeからEC2へのSSH接続が完了しました。
今回の記事はここまでです。
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